公開日 2023年11月10日
更新日 2023年11月10日
児童虐待に関する相談対応件数は年々増加傾向にあり、子どもの生命が奪われる重大な事件も後を絶たない状況です。児童虐待は社会全体でかかわり解決していくべき問題であり、こどもの「命」と「権利」、そしてその「未来」は社会全体で守らなければなりません。
オレンジリボン運動
オレンジリボンは
児童虐待防止運動の
シンボル
平成16年9月、栃木県小山市で3歳と4歳の二人の兄弟が虐待を受けた末、橋の上から川に投げ込まれて幼い命を奪われるという痛ましい事件が起こりました。二度とこのような事件が起こらないように、「児童虐待のない社会の実現」をめざして始まった市民運動が『オレンジリボン運動』です。
この運動を通して子どもの虐待の現状を知ってもらい、多くの方に関心を持ってほしいと願っています。
《リボンのオレンジ色は、子どもたちの明るい未来を表す色として用いられています。》
※一部のIP電話からはつながりません。
児童相談所全国共通ダイヤル「189(いちはやく)」へかけると、お住まいの地域の児童相談所(大分県中央児童相談所)につながります。
通告・相談は、匿名で行うこともでき、通告・相談をした人、その内容に関する秘密は守られます。
子どもを虐待から守るための5か条
- 「おかしい」と感じたら迷わず連絡(通告してください。)
- 「しつけのつもり…」は言い訳(子どもの立場で判断しましょう。)
- ひとりで抱え込まない(あなたにできることから即実行しましょう。)
- 親の立場より子どもの立場(子どもの命が最優先です。)
- 虐待はあなたの周りでも起こりうる(特別なことではありません。)
子どもとの関わり方の工夫(ポイント)
- 子どもの気持ちや考えに耳を傾けましょう!
- 「いうことを聞かない」にもいろいろあります!
- 子どもの成長・発達によっても異なることがあります!
- 子どもの状況に応じて、身の回りの環境を整えてみましょう!
- 注意の方向を変えたり、子どものやる気に働きかけてみましょう!
- 肯定文でわかりやすく、時には一緒に、お手本に!
- 良いこと、できていることを具体的に褒めましょう!
- 子育てをしているとストレスがたまることもあります。否定的な感情が生じたときは、まずはそういう気持ちに気づき、認めることが大切です。
- 自分の時間や心に余裕がない時は、深呼吸して気持ちを落ち着けたり、ゆっくり5秒数えたり、窓を開けて風にあたって気分転換をしましょう。
臼杵市では
「ちあぽーと」や市内の保育園・認定こども園でオレンジリボンを飾り、児童虐待のない社会の実現のために、オレンジリボン運動の周知と普及に努めています。
また、こども家庭庁では11月の「秋のこどもまんなか月間」の取組みの一つとして、「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」を実施中です。
併せて、女性に対する暴力をなくす運動期間として「パープルリボン運動」も実施しています。パープルリボンも一緒に飾り、女性に対する暴力の根絶を呼びかけています。