公開日 2023年12月5日
更新日 2023年12月5日
イノシシに出会ったときは、次の事項に注意してください。
イノシシは、もともと警戒心が強く、臆病な動物です。出会ったとしても逃げていくことがほとんどですが、イノシシが興奮しているときは注意が必要です。
※イノシシが興奮した状態とは、牙を鳴らして音を出している。毛を逆立てている、慌ただしく走り回っている、地面を脚で引っ掻いているときなどです。
(1)イノシシには近づかない
- 遠くでイノシシを見かけたときは、イノシシから見えないところへ離れてください。
- 子どもイノシシ(ウリ坊)を見かけても、近づかないでください。
(2)イノシシに出会ったら、落ち着いて行動を
- 慌てて走り出したりせず、落ち着いて速やかにその場から立ち去ってください。
- 近くで出会ったらイノシシに背中を向けず、ゆっくり後ずさりして安全な場所に離れてください。
(3)イノシシを刺激しない
- 大声を出したり、犬をけしかけたり、物を投げたり、棒で追い立てたりすると、イノシシが興奮して、襲ってくることがあります。
- イノシシがケガをしているときや、迷って住宅地などに入り込んだときは、興奮している可能性が高いので速やかに安全な場所(ブロック塀や家の中など、イノシシから見えない場所)へ避難してください。
(4)イノシシにエサを与えない
- エサを与えると、民家の近くに居着いてしまう可能性があるので、子どもイノシシ(ウリ坊)でも、エサは絶対に与えないでください。
- 民家の近くにエサとなる生ごみや野菜くずなどを捨てたり、放置すると、イノシシのエサ場となる可能性があるので放置等はしないでください。
※ イノシシの運動能力や特性
- オスの成獣は鼻を使って、70kgの重さを持ち上げ、時速20km以上で走れる。
- 1m以上のジャンプ力。
- イノシシが噛みついた時の力は、成人男性の2倍以上。牙が鋭い。
- 鼻を使って、地面を掘り返す。
- 地面から20cm位のすき間でもくぐり抜けることができる。
- 人が怖いので夜間に活動することが多いが、安全な場所では昼間でも活動する。
- 何でも食べる雑食性、学習能力も高い。
サルに出会ったときは、次の事項に注意してください。
一般的に野生のサルは、こちらから何もしなければ襲ってくることはありません。サルに出会ったときは、おどかしたり、刺激したりせず、落ち着いてその場から立ち去ってください。
(1)サルには近づかない
- サルを見かけたときは、近づかないでください。むやみに近づくと襲われる危険があります。サルから見えないところに離れてください。
(2)サルに出会ったら、刺激せず落ち着いて離れる
- サルと出会ったときに、大声を出したり、物を投げたり、棒で追い立てたりすると、サルが興奮して人を襲ってくることがあるので刺激せず、落ち着いて、速やかにその場から離れて、安全な場所に立ち去ってください。
- サルと目線を合わせないでください。サルと目線を合わせると、サルが威嚇されたと思い、人が視線をそらしたときに襲ってくることがあります。
(3)サルにエサを与えない
- サルにエサを与えることにより、人を恐れなくなり、そこに居ついたり、人家に進入するなど、地域全体に被害を引き起こすことがあります
※ サルの運動能力や特性
- 飛び跳ねて2mぐらいの高さまで手が届く。モノを持ち上げる力はさほど強くない。(10kg程)
- 視覚、聴覚、嗅覚は人間と同等で行動時間は昼間。
- 基本的には、10数頭~100頭程度の群れで活動。
- オスは大人になると群れから離れ、離れザルとして活動する。
イノシシやサルを住宅地などに出没させないための取組
イノシシやサルが住宅地などに出没する原因は、畑や集落を「エサ場」と認識するところから始まります。人による餌付け、生ごみや農作物、未収穫の果樹などがあることや、耕作放棄地や竹林などの手入れ不足により、イノシシなどが隠れる場所があることなどが考えられます。
住宅地周辺にイノシシなどが出没する原因がないか、日頃から地域の皆さんで確認することも重要な取組です。
(1)餌付けをさせない
- 収穫しなくなった果樹や不要な農作物を農地周辺に放置しないでください。
(2)隠れ場所を作らない
- 耕作放棄地などは、格好の隠れ場所になるので、定期的に草を刈るなどして、イノシシなどが隠れられない環境にしておくことが重要です。
■イノシシやサルが住宅地などに出没したとき
■住宅地周辺で暴れて危険な状態にあるとき
市役所に連絡してください
臼杵市役所 農林振興課 農林基盤整備室
TEL;0972-63-1111
0974-32-2220
0974-32-2413(直通)
臼杵津久見警察署(関係機関)
0972-62-2131
お問合せ
農林振興課(野津庁舎)