公開日 2019年2月12日
更新日 2023年4月5日
インフルエンザの特徴
インフルエンザは、インフルエンザにかかった患者の咳などで空気中に拡散されたウイルスを鼻腔や気管など気道に吸入することによって感染します。インフルエンザの症状は普通のかぜと違い、38度以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が強く、あわせて普通のかぜと同様ののどの痛み、鼻汁などの症状もみられます。 さらに気管支炎、肺炎、小児では中耳炎、熱性けいれんなどを併発し、重症化することがあるのもインフルエンザの特徴です。また、インフルエンザは、基本的に流行性疾患であり、一旦流行が始まると、短期間に乳幼児から高齢者まで膨大な数の人を巻き込むという点でも普通のかぜとは異なります。
予防接種の効果としては、予防接種を受けないでインフルエンザにかかった人の70~80%の人は、インフルエンザの予防接種を受けていれば、インフルエンザにかからずにすむか、かかっても症状が軽くてすむという有効性が証明されています。特に高齢者の場合は、インフルエンザによる入院・死亡を減らすことが証明されています。また、予防接種以外の予防方法として、室内での適度な湿度の保持、帰宅時のうがい、手洗いの励行などが推奨されます。
主な症状
- 38度以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身症状
- のどの痛み、鼻汁など
- 小児や高齢者では、重症化したり、気管支炎、肺炎、中耳炎、熱性けいれんなどを併発することがある。
予防策
- 流行前に予防接種を受ける。
- 咳エチケットを心がける。
- 室内では、加湿器などを使って適度な湿度(50~60%)を保つ。
- 帰宅時には、うがい、手洗いを行う。
- 十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を心がける。
- 人混みや繁華街への外出を控える。
インフルエンザにかかった場合の処置
- 単なる風邪だと考えずに、早めに医療機関を受診して治療を受ける。
- 安静にして、休養を取る。特に、睡眠を十分にとる。
- 部屋の湿度を保つ。
- お茶、ジュース、スープなど飲みたいもので、水分を十分に補給する。
- マスクを着用する。
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保険健康課