公開日 2019年3月4日
更新日 2023年5月10日
ごあいさつ 臼杵市長 中野 五郎
「優しく力強い臼杵市へ」
臼杵市は平成17年1月に発足しました。私は平成21年に市長に就任し、これまで3期12年間、市政に携わりました。1期目は、自主的に選択した合併を他に負けない合併に仕上げるため、「希望・安心・活力の笑顔でゆきかうふるさとづくり」に全力投球し、2期目では、「市民力で心のかよいあう安心社会」の実現に向けて、特に少子化対策や高齢者が安心して生活できる仕組みづくりに邁進しました。
平成29年1月からの3期目では、長年の懸案であった防災拠点となる臼杵庁舎のあり方について道筋をつけ、庁舎機能を分散、整備し、安心安全なまちづくりを大きく進め、同時に「住み心地一番のまちづくり」に注力し、各施策に全力で取り組み、一歩一歩着実に実行してきました。
現在はまさに歴史の転換期にあります。100年に一度と言われる新型コロナウイルス感染症の流行、デジタル化、持続可能な地球環境保全に向けた脱炭素社会の始まりなど、世界規模での大変革は避けては通れません。また、今後は傷んだ経済の立て直しに直面します。10年20年先の臼杵市を展望したとき、新型コロナへの適切な対策と、これら変化への柔軟な対応が求められます。
4期目は、コロナ禍で浮き彫りになった「変わるもの(まちが継続するために変えなければならないもの)」「変わらないもの(守り充実させ変えてはならないもの)」をしっかり見定めながら柔軟に対応することが重要になります。これまでの3期12年間の経験と実績、成果をふまえながら、新たな決意と情熱をもって取組み、優しさと力強さを兼ね備えた臼杵市づくりに全力を尽くしてまいります。
そして、市民皆様との協働による「チーム臼杵市」として一丸となり、“真珠のように輝くふるさと、住み心地一番のまち・臼杵”をしっかり築き上げていきたいと考えています。
住み心地一番のまちづくりに向けた「施策の6本柱」
コロナ禍により非接触型社会の新しい日常が進む中、「変わるもの」は、積極的なデジタル化、ネットワーク化への挑戦です。市民サービスの維持向上を図りながら、財政基盤を確保し、持続可能なまちづくりを目指します。
また、「変わらないもの」は、健康寿命の延伸や支え合う安心安全な地域社会の実現、活力あるまちづくりなどであり、地域特性を生かした暮らしやすさを追求します。これまでも精力的に取組んでまいりましたが、先行き不透明な厳しい時代だからこそ、その充実が改めて求められています。
これらを実現するため、新型コロナという危機をまさに飛躍のチャンスと捉え、次に掲げる「施策の6本柱」の充実・発展にチャレンジするとともに、2つの「喫緊の実現課題」に積極的に取組み、誰もが住みたい、住んでよかったと感じる住み心地一番のまちづくりを進めてまいります。
1.安心して子どもを産み、子育てできる環境づくり
◆ 子育て世代が住みやすく、育児と仕事を両立できる環境の整備
◆ 「うすき丸5つの約束」(臼杵を担う望ましい人間力)の周知と実践
◆ 教育力の向上、ICT教育の拡充、小中連携の推進と小中一貫校の検討
2.高齢者が地域で生き生きと暮らせる環境づくり
◆ 健康寿命延伸のための介護予防や生活習慣病、認知症対策の推進
◆ 「うすき石仏ねっと」の充実
◆ 高齢者の社会参加促進のための各種ボランティア活動の支援
◆ 生活支援や見守り体制の充実に係る地域振興協議会との連携促進
3.地域資源を活かした産業の振興
◆ 「ユネスコ食文化創造都市」の認定挑戦
◆ 観光振興体制の強化
◆ 野津東部工場用地への企業誘致推進
◆ 地場産業の支援と石灰石など新たな産業の振興
4.移住・定住の促進
◆ 臼杵の豊かな自然、歴史・文化、風土、食を情報発信し、総合的な移住・定住施策の強化
◆ 若年世代定住に向けた優良宅地の開発
◆ 空き家バンクの充実、中古住宅の活用促進
5.安全性の高い、災害に強いまちづくり
◆ 海抜の低い市街地の水害対策の強化
◆ 乙見ダムの早期改修としゅんせつ
◆ 支援物資備蓄センターの整備
◆ 幹線道路網ビジョンの明確化
6.持続可能な市役所づくり
◆ デジタル化・ネットワーク化による利便性の向上と行政サービスの維持
◆ 諸税の適正収納やふるさと納税促進による財源確保
◆ 新時代に即した組織・人員配置による効率的な業務執行体制の構築
喫緊の実現課題
◎新型コロナウイルス対策の徹底
□ 感染拡大防止対策と社会経済対策の併行実施
□ 感染防止策等を徹底した適切な防災体制の構築
□ 新たな生活様式の実践と徹底
◎将来に向けた都市計画と地域づくり
□ 都市計画マスタープラン、立地適正化計画の策定
□ 地域振興協議会同士の連携強化
□ 南部・下北・野津の拠点施設の整備
□ にぎわいと憩いの場づくり(中臼杵旧埋立処分場)
市長プロフィール
中野 五郎(なかの ごろう)臼杵市長
略 歴
- 昭和21年5月 臼杵市下ノ江に生まれる
- 昭和48年3月 九州大学大学院修士課程修了
- 昭和49年3月 旧野津町役場採用
- 平成13年4月 旧野津町町長
- 平成17年3月 臼杵市助役(副市長)
- 平成21年1月 臼杵市長(初)
- 平成25年1月 臼杵市長(2期)
- 平成29年1月 臼杵市長(3期)
- 令和3年1月 臼杵市長(4期)
趣味
- 読書(好きな作家:藤沢周平)
- ウォーキング
座右の銘
「燈々無尽」(とうとうむじん)
「私たちの命は1本のろうそくに例えることができます。1本のろうそくの火は有限で燃え尽きて消えてしまいますが、燃え尽きる前に、懸命に生きた証を灯りとして一つでも周囲に伝え残していくことができれば、尽きることなく何千、何万の灯りとなり、それは時代を超えて灯し続けることができる」と解釈しています。
施政方針
臼杵市および臼杵市長交際費を公開します
目的
臼杵市では、公正で透明性のある市政の発展を目的に市および市長交際費の支出状況を公開します。
交際費とは
市長などが市を代表して対外的に活動する時に、市政を円滑に運営するために支払う経費です。
公表する内容
平成24年4月1日以降に支出した経費について、支出日、件名、区分、金額を公表します。
公表方法
1ヵ月単位で集計し、翌月に情報を更新します。
支出状況
- 令和5年4月分[PDF:143KB]
- 令和4年度分市長交際費[PDF:232KB]
- 令和3年度分市長交際費[PDF:85.4KB]
- 令和2年度分市長交際費[PDF:69.6KB]
- 令和元年度分市長交際費[PDF:253KB]
- 平成30年度分市長交際費[PDF:110KB]
- 平成29年度分市長交際費[PDF:253KB]
- 平成28年度分市長交際費[PDF:235KB]
- 平成27年度分市長交際費[PDF:65.3KB]
- 平成26年度分市長交際費[PDF:66.3KB]
- 平成25年度分市長交際費[PDF:268KB]
- 平成24年度分市長交際費[PDF:249KB]
令和4年4月
臼杵市長 中野 五郎
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