公開日 2019年2月7日
更新日 2019年2月28日
- 地域
- 上浦・深江地域
- 名称
- 津久見島(つくみしま)
- 所在
- 津久見島
- 備考
- 昭和52年2月調べ
- 説明
- 臼杵湾のほぼ中央に浮かぶ津久見島は、周囲約2.3km、標高166mの急峻な小島で、遠望するとおむすびを思わせるような形をしています。周囲は殆ど絶壁に囲まれていますが、臼杵側に小さいけれどきれいな浜があります。
臼杵小鑑には「古名を竹島といい、寛永元年稲葉一通公(三大藩主)島の頂に竹生島の神を勧請し、津久見島を改めて竹生島とす」と記されています。
島全体がかつ葉樹の天然林で覆われ、樹木はよく繁茂し、植物の種類も面積の割に多く、約380種にのぼり、アコウ、ハマユウ、ハマウツボなど熱帯性、亜熱帯性、暖地性の珍しい植物が多く見られます。またこの島には、南方系のチョウで帰化種と考えられているミカドアゲハ(昭和二十八年四月に県の天然記念物に指定されています)が生息しており、このほか珍しい貝類も発見されています。
昭和四十九年二月には日豊海岸国定公園に指定されています。