公開日 2019年2月15日
更新日 2019年2月28日
臼杵市は、約35,000点の歴史資料を所蔵しています。
ローマにもその名を知られた大友宗麟や、織田信長の信頼厚く、初代臼杵藩主の父である稲葉一鉄に関する資料などのほか、臼杵のみならず全国各地、さらに世界までを描いた肉筆の絵図(古地図)の豊富さは、全国でも極めて珍しいものです。
これらの貴重な文化財や歴史資料などを市民や観光客の方々に観ていただくとともに、生涯学習や学校教育に活かしていきたいと考えています。
- 「豊後国八群絵図(1605年頃)」県指定有形文化財
臼杵市歴史資料館コンセプト
基本コンセプト
臼杵の過去・現在・未来をつなぐ
これまで先人たちの努力によって受け継がれてきた歴史資料や古典籍を始めとする文化財を活かし、過去の臼杵の姿を読み解き、未来の臼杵のあるべき姿を考える場を目指します。
- また来たくなる活気ある資料館~常に新しい企画展示~
- 世代を超えて学ぶ資料館~誰でも気軽に楽しめる企画づくり~
- 臼杵っこを育てる資料館~郷土愛の醸成~
- 観光客の立ち寄りやすい資料館~新たな観光スポットとして~
- 「広がり」のある資料館~県内外への歴史文化の発信拠点~
主な展示資料
1.絵図(古地図)
「豊後国八郡絵図(1605年頃)」
県指定有形文化財
臼杵市の絵図(古地図)は1,505点が県の有形文化財に指定されており、全国でも評価の高い貴重な資料です。
その他にも典籍・古文書など、貴重な歴史資料ばかりです。
また、臼杵市内を描いた絵図(古地図)も残っていますので、臼杵の現在と過去を比較することができます。
2.殿様の書籍
「竹取物語」
「竹取物語」に「南総里見八犬伝」・・・
好奇心いっぱいの殿様の本棚にあった本を、みなさんも見ることができます。
3.臼杵藩の武士と庶民の記録
「古史捷」
殿様から庶民まで、江戸時代の臼杵の人々は日々をどう暮らしていたか・・・
「古史捷(こししょう)」をはじめとする記録類がリアルに物語ります。
4.書画
(甲斐虎山画)
竹田、団内、杏雨・・・
彼らの筆が醸し出す、近世人のこころを感じることができます。
5.古写真
(写真は昔の臼杵市役所)
100年以上前と現代の臼杵を比べてみましょう。
豊富な古写真からは、臼杵の変化を読み取ることができます。