公開日 2019年2月12日
更新日 2019年2月28日
家庭での食中毒予防
食中毒予防の3原則は、食中毒菌を「付けない」「増やさない」「やっつける」です!
食中毒予防のポイント
食中毒というと、飲食店での食事が原因と思われがちですが、毎日食べている家庭の食事でも発生しています。普段、当たり前にしていることが、思わぬ食中毒を引き起こすことがあるのです。
家庭での発生では、症状が軽かったり、発症する人が1人や2人のことが多いため、風邪や寝冷えなどと思われがちで、食中毒とは気づかれず重症化することもあります。
家庭での食事作りにおける食中毒予防のポイントをチェックしてみましょう。
お肉はよく焼いて食べましょう
梅雨の時期から夏にかけては、細菌による食中毒に特に注意が必要な季節です。食中毒は1年中発生していますが、暖かく湿気が多いこの時期は、食中毒の原因となる細菌の増殖が活発になるため、食中毒が発生しやすくなります。なかでも注意したいのが、牛肉や鶏肉などに付着する「腸管出血性大腸菌(O157、O111など)」や「カンピロバクター」などで、特に、抵抗力の弱い子どもや妊婦、高齢者は気をつけなければなりません。
腸管出血性大腸菌やカンピロバクターなどの細菌は、家畜の腸にいる細菌なので、肉に付着する菌をゼロにすることは非常に困難です。ただ、これらの細菌は熱に弱いため、十分加熱して食べれば食中毒にはなりません。
近年、増えている腸管出血性大腸菌やカンピロバクターによる食中毒は、鶏肉の刺身や豚生レバーなどのように肉を生で食べたり、加熱が不十分な肉料理を食べたりすることによって発生しています。また、手指やまな板を通して細菌が付着した野菜などを生で食べたり、細菌で汚染された飲料水を飲んだりして、食中毒が発生しているケースもあります。
腸管出血性大腸菌やカンピロバクターによる食中毒を防ぐためには、生肉や加熱が不十分な肉の料理は食べないことが重要です。また、肉や脂をつなぎ合わせた結着肉や挽肉、筋切りした肉、タレなどに漬け込んだ肉、牛や鶏のレバーなどの内臓などは、内部まで十分に加熱してから食べましょう。目安は、肉の内部の温度が75度で1分以上加熱することです。
妊婦の方へ
妊娠中の食事には、いくつか気をつけてほしいことがあります。
この情報に関連する情報
食中毒(厚生労働省ホームページ)
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